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キラキラしている貴方が大好きです。 つーかひさびさにSS書いたよー。 東方な! 東方!

―――どんな奴だろうと、どんな化け物だろうと、私は平等である。


それは私が博霊の巫女としてなのか、生まれ持っての性格なのかは分からない。

「…はうぅ、幸せ」
「………」

それに関して疑問を抱いた事も無いし、これからも抱く事は恐らく無いだろう。

「はふぅ……この柔らかさ、この心地良さ、これはどんな鳥の羽も適わないわね…」
「………それはどうも」

そして私自身は誰に対しても平等であり、誰がどんな事件が起こしたとしても平等に叩き潰す。

「この心地良さは特筆に値するわね、明日の一面を飾るのにすら全く問題なしよ」
「………やったら針でぶっ刺すわよ」

そんな日が続く筈だった。

「ええっ!? こんなに、こんなに素晴らしいのに!?」
「嬉しかないわぁっ!」

その筈だったのだ。

「………すーっ、は~…ああ…霊夢の腋って最高…」
「ちょっ、臭いを嗅ぐなぁ!」

この、変態鴉天狗から、想いを告げられる日までは。





― 『キラキラしている貴方が大好きです』 ―





「ちょっ、文! 一旦やめて正座しなさい正座!」
「ええー、もっと腋の良さを味わいたいのに!?」
「いいから、今すぐに」
「ううぅ………ちょっとのお別れですから待っててくださいね…」

渋る文を引き剥がして衣服を正し、私の目の前に座らせる。
というかこいつは何処と会話をしているのか!

「今日はちょっとあんたに話があります」
「あやや、いつになく真面目ですね、どうしました?」
「いい? 私はあんたがどんな性癖だろうと何だろうと、責めるつりは無いわ」
「はい」
「そりゃあ痛いのとか余りにも変態なのとかは嫌よ? でもそれ以外なら大体はその、してもいい位にはあんたを受け入れているわ」
「あやややややや、ど、どうしましょう。
 私、嬉しくて顔から火を噴いてしまいそうです」
「て、照れないでよ、言った私が恥ずかしいじゃない!
…こほん、でもね、おかしいと思わない?」
「む、これはまた奇怪な。
 何を持って『おかしい』と貴方が思っているかを知らないのに、それが『おかしい』かどうかの判断は私には出来かねますが?」
「…本気で分からないの?」
「はい」

文は本気で分からなさそうな純真無垢な目で私を見ている。
こう言う輩には直接言ってやらなければ伝わらないだろう。
(尤も言っても聞こうとしない奴らばかりなのだが)

「うう……分かった、じゃあ言ってあげる。
…あんたはどうして! 布団の上で! 二人っきりなのに! 私の腋以外に手を出そうとしないのよぉ!?」

そうなのだ。
文はその、致す前に必ず私の腋を愛でて来るのだ。
最初の頃は5分10分だったのでまだ良かったのだけれども(良くは無いが)、最近はその時間長くなりいい加減気が滅入ってきている。
紫や白玉楼の幽霊みたいな御自慢の体と言う訳ではないが、胸だってそれなりにあるつもりだし脇腹だって出ていない。
と言うか最近はこいつの為に…とまでは言いたく無いが食べる量も減らして体型維持にも気を使っているのだ。
なのに、ああなのに、なんでこいつは私の腋を弄っているときが一番幸せそうなのか!

「おかしい、あんたは絶対おかしいわよ。
何でもっと他の所に興味を持とうとしないのか!
あるでしょ!? その、胸とか、お尻とか!」
「触って欲しいんですか?」
「―――っ!?」
「というか霊夢さんはそこに限らず、ちゃんと腋だって手入れしてくれてるじゃないですか」
「そりゃあ普段から手入れしているけど…」
「じゃあいいじゃないですか、触ってもいいじゃないですか!」
「良かないわぁ!」

くううぅ、どう言えば分かってくれるのか。
私はもっと普通にしてもらいたいだけなのに。
頭を抱えていると、文は私の頭を撫でてきた。
いや、気持ち良いけれど今はそんな事をして欲しいのではないのだ。 凄く気持ち良いけれど。

「霊夢さん?」
「な、なによ改まって」
「鴉はね、キラキラした物や白い物が大好きなんです」
「は? あんた何を言って…」
「私は霊夢さんの白い、溜息が出るぐらい綺麗な体が好きです。
本音を言えばですね、その私好みの大きさのおっぱいだって、御餅よりも柔らかいクチビルだって、撫でるだけで気持ちの良い髪だってもっともっと触りたいんです。
ただやはり私は変なんでしょうね、特に貴方の腋が可愛くて大好きで大好きで仕方がないんです。
こればっかりは私の性癖だと思っ諦めてください」

先程と同じ純真無垢な目で、吸い込まれそうな赤い目で真っ直ぐ私を見つめてくる。
ああ、だめだ。
いつもへらへらと対外用に笑っているのに、時折見せるこのマジな目に私は弱いのだ。
でも体が目当てと言うのが気に食わない。
何故ならそれは私より上の存在がいたら、そいつに惚れていたと言う事なのだから。
だとするなら少し悲しい、いや、はっきりと、悲しい。

「…だったら、私より白くて綺麗な…例えば紫や白玉楼の幽霊がここにいたらそっちに行くって訳?」
「あ、それは無いです」
「え……?」
「私はね、ダイヤモンドよりもクォーツのキラキラの仕方が好きなんです」
「………紫はダイヤで私ゃ水晶かい」
「私にとってはダイヤより値打ちのある、ね。 
それに」
「…それに?」
「私の為に食べる量を減らしてまで体型を整えて、それを今も尚維持してくれているいじらしい恋人を誰が離しますかってんですよ」

っ!?
気づかれて、いたんだ。

「な、なん、で?」
「気づいていたかですか? そりゃあほら、いつも写真を撮ってましたしね。
それに新聞記者ですから対象人物の変化はつぶさに分かりますよ。
いやあ、それでも気づいた時は嬉しかったですね。
久しぶりに部屋で嬉しくて転げてしまいました」
「ううぅ…」

くそう、絶対に気づかれてないと思っていたのに。
まずいまずいまずい、絶対に今顔が赤くなってる。
やられっ放しは趣味じゃないけれど、どうしよう頭が上手く回ってくれない。

「だ、大体キラキラって、私の腋はホタルか! リグルか!」
「いやまぁ、そこは惚れた者の弱みの目線という事で」
「―――っ!?」

ボンッと音が出そうなぐらい頭が真っ白になった。
うああ、駄目だ絶対さっきよりもっと顔が赤くなっている。

「はいはいはい、恥ずかしい事を言った所で続き続き」
「ちょっ、まだ話は終わって―――んぅっ!」
「んー…んっ…んむぅ…」
「ふぁっ………んぁ……ふぁ……ふぅ…」

言うが早いか、私を押し倒すと同時に私の腋に滑り込んでくる。

「んー! やっぱり霊夢のここって最高」
「………はぁ…もう好きにしなさいよ。
私はあきらめたわ…」
「ああ大丈夫よ、今日は霊夢が満足するまで他の所も弄るからね」
「………それはどうも」

文はさっそく私の腋の頬擦りをする。
少しくすぐったいが、元来くすぐりには強い方なので耐えられない訳ではないのが幸いだった。
というかどうしてコイツは致す時だけ口調が変わるのか。
ひょっとして取り繕っている島がない位私に夢中になってしまうのだろうか。
だとしたら、ちょっとだけそれに自惚れるのも悪くないかもしれない。
いやいやいや、おかしい、ちょっと待て何でそこで嬉しがるのか私!?
あああ、だめだ、私も頭が変になっている。
ふと右腋を見ると文は嬉しそうに顔を埋めている。
熱っぽく説明を受けた今でもこいつの性癖を理解する事は無い。
だけど、まぁ、褒められたし惚れられている事に変わりはなさそうだしこれはこれでいいか。
そんな事を思ってしまった。




おしまい








後書き:

私「親父ぃ! 何でウチの庭にしじみの殻がこんなに落ちてんのよ」
父親「鴉だろー? 鴉しか考えられねーよ」
私「あんでカラスがしじみの殻集めんのよ」
父親「殻が白くなってんだろ? 鴉はそういうキラキラしたのとか白いのが好きなんだろ、それしか考えられねーよ」
私「そうかー、鴉ってそういやそういうの好きだったわいなー」

という訳でこのSSを思いつきました。
お読み頂き有難うございます、わきわきー!(挨拶)シロクロ_です。
みんな腋好きー? 俺好きー!
いやちょっと待ってください何ですかその頭の可愛そうな病人を見る顔は。
これでも自重してるんですよ!?
最初は霊夢の腋じゃなくてサラシとかもっと言ってしまえばふんどs(ピチューン

失礼致しました。
という訳で約1年半ぶりのSSは如何でしたでしょうか。
正直、幻覚剤とザラメを煮しめたようなSSでしたが、私自身が甘いのスキーなので致し方ないのです。
本当は無糖~微糖ぐらいのを書きたいのですが、何せ思いつくのはこういうネタばかりなのでw;
多分今後もこう言った物ばかりでしょう。
さてさて、後書きが長いのも難なので今回はこの辺でお開きに致しましょう。
それでは今度は2年半後ぐらいの新作でお会いしましょう。

ではでは。

追記:『クォーツ』の石言葉は「完璧・冷静沈着・神秘的」。
更に追記:タイトルは今回も自分でもどうかと本気で思った。

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うむ、よき甘さのオードブルであった。ヘタレいむはアリだな!
で、貴殿のHDDに眠っているメインディッシュ(もちろん性的な意味で)はまだかね?
え、ない? そんな馬鹿な!

エイジ>>
ええ、これはヘタレいむの部類に入るのか?w;
因みにメインディッシュ? んなもん(・∀・)ネーヨ
つーか………メインディッシュねぇ。
実は俺18禁のSSって書いたこと無いんだよねぇ…。
よし分かった書いてみようじゃないかとまた無謀な事を言い出したと後悔する。
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  • Author:シロクロ_
  • 同人サークル「狗虎works」で活動してます。
    お酒と野球とゲームが無ければ生きていけない人。
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